行政書士試験
受験資格及び日程
誰でも受験できます。
独立が可能な資格試験です。
行政書士試験日程等
合格率
合格率は、約8%~15%です。
初心者の方が取得しやすい法律系の資格です。
下の図表のすべての基準を満たす場合に限り合格です。
※例外的に合格基準については、試験の難易度を評価し補正的措置を加えることが稀にあります。
実際に平成26年度は合格基準が180点(法令等122点、一般知識等24点)から166点(法令等112点、一般知識等24点)に引き下げられました。
※記述式については、択一式(5肢択一式及び多肢選択式)の得点が一定以上の方が採点対象
・法令等科目(択一式)の得点 170点 基準点クリア
・一般知識等科目の得点 20点 基準点未到達(基準点に4点足りない)
・試験全体の得点 170点+20点=190点 (記述式採点なしで)基準点クリア
結果、記述式を採点されてないにもかかわらず試験全体の得点では基準点クリアなのに一般知識等の科目で基準点に達していないため不合格(下の図)
法令等 | 択一式 | 5肢択一式 | 146点 | 小計170点 |
多肢選択式 | 24点 | |||
記述式 | **点 | |||
一般知識等 | 択一式 | 5肢択一式 | 20点 | 小計20点 |
総得点 | 択一式 | 5肢択一式 | 166点 | 合計190点 |
多肢選択式 | 24点 | |||
記述式 | **点 |
※**は採点していないことを表示
試験科目
午後からの試験で3時間です。
注意点として、一般知識等の文章理解以外は、上記記載の試験科目に関わらず年度によって出題されない可能性があります
行政書士の仕事内容
主な仕事内容は官公署(国、地方公共団体、警察署等)に書類を代理作成し申請を代行することです。
別名「代書屋」と呼ばれ、業務範囲は書類作成業務からコンサルティング業務まで多肢にわたります。
作成する具体的な書類は許認可に関するもので1万種類と言われています。
・内容証明郵便
・会社設立
・飲食店の開業
・産業廃棄物許可
・相続
等
独学での勉強方法
独学での行政書士試験の勉強方法は、過去問を繰り返す方法です。
但し、法律系の資格の勉強経験がない初学者は過去問を繰り返す方法は通用しません。
なぜなら、過去問の問題を読んだ時点で意味がわからない法律用語が障害になるからです。
その法律用語を理解するためにインターネット検索や法律用語辞典で調べることで時間を取られてしまいます。
それが原因で法律の勉強自体をストレスと感じてしまい途中で投げ出してしまう可能性が高いです。
なので、法律の初学者はテキスト、参考書等でじっくりと基礎固めしてから過去問に取り組みましょう。
逆に法律系の資格の勉強経験がある方は過去問を繰り返す方法で充分に合格できる可能性を秘めています。
そのような方は、過去問を理解できるまで問題と解説を読んで繰り返すのみで合格できる感覚がつかみ取れることでしょう。
また、他にも勉強方法はいくらでもあります。
自分に合った勉強方法で一生懸命に勉強すれば行政書士試験は3回以内に合格できます。
行政書士試験は難関資格ではなくあくまでも法律家にとっての入門資格です。
他の法律系難関資格のステップアップに利用しましょう。
また、法令等の択一式で基準点を取ることができれば記述式で0点でも問題はなく、一般知識等で合格基準点に達していて条件を満たしていれば合格できます。
しかし、司法書士試験や司法試験を合格したいのであれば記述式の問題を解く力がなければ到底太刀打ちはできません。
また、行政書士試験に合格して独立開業したい方は、お客様から法律の質問をされた時に即座に回答できる能力を備えることが必要です。
なぜなら、お客様の質問に回答することができず、自信がない態度等を示したりすると一瞬にして信用を失いかねないからです。
そういうことにならないためにも40字記述式を勉強して、法律の条文や判例を応用する能力を少しでも蓄えましょう。
試験合格のための点数の上積みもできるので40字記述式を勉強することは得になります。
ちなみに問題文は省略しますが、40字記述式の例として民法の「指図による占有移転」に関しての問題が出題され、その問題を40字程度で記述しなければならない場合、「AがBに対し以後Cのために物を占有することを命じ、Cがこれを承諾すること」のように記述します。(A:本人,B:占有代理人,C:第三者)
40字記述式に役立てるためのイメージ例
上記のような図を脳でイメージしながら繰り返し手書きして記憶するように努力すれば自然に40字記述式を解けるようになります。
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他に行政書士試験の一般知識の対策も重要です。
なぜなら、一般知識等が合格基準点に達しなければ合格はできないからです。
法律系の科目がある程度解けるようになったら、最低6問解けるようにするために勉強する必要があります。
しかし、一般知識等問題は範囲が広く闇雲に勉強しても時間が足らないのです。
行政書士試験研究センターのホームページを閲読すると行政書士の業務に関する一般知識等(政治、経済、社会、情報通信、個人情報保護、文章理解)と範囲があり勉強しやすいように見えますが、実際には範囲無限と考えた方が無難です。
ある年にはクイズ形式みたいな難易度の低い問題が出題されたり、またある年には実際に行政書士の業務に関連する難易度の高い問題が出題されたりと行政書士試験の一般知識は予想がつかないので受験者泣かせでもあります。
その一般知識等で合格点を取るための効率よい方法といえば、日頃からニュース・新聞・インターネット等で情報を収集することだと思います。
情報を収集といっても日頃からの積み重ねなので難しく考える必要はないのです。
ただ、情報を脳に記憶させるために疑問に感じたことや意味が理解できない用語があれば、すぐにパソコン、スマートフォン又は辞書等で即調べるようにしましょう。
なぜなら、即調べた情報が脳に長期記憶として刻み込まれていく可能性が高く、試験直前に慌てて一般知識等の勉強をする必要がなくなるからです。
文章理解は、毎年出題されるので満点を目指しましょう。
そうすることで最低でも合格基準点(足切りを免れることができる)は取ることができます。
結論として、心配な方は予備校がよろしいのではないでしょうか?
一発合格のための予備校(資格スクール)
行政書士試験に短期間で絶対合格したい方は、資格スクール(予備校)がお薦めです。
なぜなら、法律初学者であっても資格スクール(予備校)で勉強する場合は、独学と違い勉強方法を確立しなくても資格スクール(予備校)のカリキュラム(順序だてて編成した勉強内容の計画)に従うことで自然の流れで合格まで突き進むことができるからです。
反面、特に法律初学者の方は、独学で一発合格するために勉強方法を確立しなければなりません。
それに加えて、法律初学者の方はいきなり法律専門用語が大半を占める問題等を読んでも頭が痛くなる等、やる気が減退しがちです。
それでも独学で行政書士試験に絶対合格したい方は、理解できない法律専門用語を、「法律専門用語の本」あるいは「インターネットで検索」等で必死に調べて勉強することになると思います。
しかし、初学者の方は自分で調べても意味が理解できないことも頻繁に発生します。
確実にベストアンサーの理解できるスッキリした回答を得たいならば法律専門の講師に質問することが問題解決への近道です。
法律の専門の講師であれば、多数の質問ができてその回答に納得できなければ何度も質問できるというメリットがあります。
裏を返せばそれだけ講師に合格させるための責任があるわけです。
一発で合格しやすい資格スクール(予備校)厳選していますので興味がある方は、下記のホームページを閲覧して見てください。