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行政書士試験記述式攻略法と対策

行政書士試験では択一式問題ばかりではなく、問題数は3問で配点が高い記述式問題が出題されます。

記述式で不合格になった人は記述式問題は合格するために越えなければならない壁です。

その悩みを少しでも解決するために攻略法と対策を考えてみました。

行政書士試験の記述式の配点

記述式の問題数

行政法 1問  20点
民 法 2問  40点(1問20点)
合 計 3問  60点

問題数は以上の通り3問で、300点満点中の60点です。

記述式は合否を左右するほどの影響力があります。

この記述式は40字以内で解答を記載しなければなりません。

行政書士試験の記述式が0点でも合格できるの?

記述式は法令等科目に含まれています。

だから、記述式0点でも足切り(一定の基準に達していなかったら即不合格)はありません。

しかし、一般知識等で満点56点取ったとしても法令等科目の択一式で124点取らなくてはなりません。

余程の知識の習得者でない限り、いくらなんでも一般知識等で満点を取ることは難しいです。

一般知識等は試験問題自体、全問を予想することはほぼ不可能に近いのです。

稀に一般知識等の試験問題が簡単な年度もあります。

しかし、その代わりに法令等科目の試験問題が難しくなる傾向があります。

そう考えると記述式を勉強する価値はあります。

択一式の基本マスター必要?

初心者は記述式の問題を即座に解いて解答することは非常に難しいです。

記述式を先行して勉強しても問題文の趣旨を理解できずに挫折してしまう恐れがあります。

まずは、過去問、基本書等で択一式の勉強をしましょう。

択一式の勉強をすることによって行政書士試験に出題される記述式の問題が解けるようになってきます。

記述式の解答のしかたは違えども択一式の過去問、基本書等の解説の一部を文章で書き写すようなものです。

要するに、解説を理解することができなければなりません。

単に暗記するのみでは記述式の文章構成ができないのです。

このような理由で、択一式から記述式の勉強にシフトすることが大切なのです。

択一式の問題を解けるようになり、かつ問題の内容を理解できるようになってから記述式の問題に取り組みましょう。

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記述式対策のために重要なことは?

・漢字の間違いや漢字忘れをなくす
まずは、記述式は40字以内に収めなければならないので漢字を間違えないようにしなければなりません。

漢字を間違えると減点されます。

また、漢字を思い出せないからといってひらがなで記載した場合、40字以内に収まらなくなる可能性があります。

無事に収まったとしても重要なキーワードが抜けている可能性もあります。

そうならないためにも問題や解答を読むだけで満足せずに実際に書いて覚えましょう。

但し、パソコン入力での練習は止めましょう。

自分で書かないと法律用語でよく使用される漢字を本試験中に書けなくなってしまう恐れがあり注意が必要です。

・読む力を養う
文章理解のように長文にはならないとしてもある程度の文章の長さで問題文が書かれています。

それを読み解くには問題文を正確に理解できる読解力がなければなりません。

判例や条文等を日頃から理解し読み込む訓練をしましょう。

・関係性を頭の中で思い浮かべる
まず、当事者、第三者の関係等を図を書くことから始めましょう。

図を書くことによって関係性が垣間見えてきます。

それに慣れてきたら頭の中で図を書いたようにイメージ図にしましょう。

そうすることによって本試験の時間短縮をすることができます。

記憶に自信がない方はそんなに時間はかからないので本試験でも図を書いてみてください。

・解答だけでなく解説を読む
問題を解いて、正解だったら安心して解説を読み飛ばしていませんか?

解説を読み飛ばすと問題で問われている意味を理解することができなくなります。

意味を理解しないと本試験で出題される類似問題に対応することができません。

本試験では過去問の文章を変化させて類似問題として出題される傾向があります。

なので、本試験前で勉強時間が足りない以外、正解でも解説を理解するまで何度も読むことが大切です。

そうすることによって記述式に必要な記憶が定着していきます。

・40字にまとめる訓練をする
記述式の問題は40字程度にまとめられるように解答を設定しています。

もし、40字を超すようだったら余計なことを書いている、又は漢字で書かなければならないところをひらがなで書いている等の可能性があります。

逆に40字未満より程遠い文章でしか解答を書けないならば知識不足の可能性があります。

どちらにしろ勉強不足です。

択一式問題に戻って復習してから再度記述式問題に挑戦しましょう。

本試験での記述式攻略

本試験では緊張や焦りから思うように勉強した成果が発揮できないこともあります。

普段勉強している時は、簡単に解けたのに本試験では肝心なことを思い出すことができずに解けないのです。

択一式の場合は正確に覚えていなければ解答が導き出せない問題が多いのですが、記述式の場合は完璧に思い出せないときでも覚えている部分だけを書けばよいのです。

それで部分点がもらえるのです。

しかし、問題文と全然関係ない解答を書いても部分点はもらえません。

具体的には、問題に対する解答はいくつかのキーワードを組み合わせて文章を作成します。

そのキーワードを書いているかどうかが部分点につながるか否かの境界線となります。

「所有の意思をもって平穏かつ公然と土地を占有する。」

の部分点になるキーワードは
・所有の意思
・平穏かつ公然と土地を占有

なので問題文の趣旨を充分に理解する練習をしましょう。

そうすれば記述式で点数を稼ぐこと間違いなしです。

実際に過去問集や予想問題集を買い練習をすると良いかと思います。

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