司法書士試験
受験資格及び日程
原則、誰でも受験することができます。
この条件が、司法書士試験の魅力的であり人気の定番になっている一要因でもあります。
ちなみに受験料は8,000円です。
司法書士試験実施日程等
合格率
合格率は、約3%~4%です。
約半数の受験者は、「真剣に勉強してない人」・「あるいは真剣に勉強していても基礎が身に付いていない人」「司法書士試験に初挑戦で試験の雰囲気を体験したい人」等と推定され、実質的に合格する確率はかなり上昇することになります。
しかし、合格する確率が低いことには間違いなく、受験者にとっては気休めにもなりません。
なぜなら、国家資格の中で最難関資格と言われる司法試験にも匹敵するほどの試験が司法書士試験なのです。
試験科目
試験時間は、午前2時間、午後3時間です。
午後は最大の難関、記述式試験が行われますので、そのことを踏まえ時間配分を考慮して常日頃から勉強した方が良いでしょう。
勉強時間
司法書士試験に合格するためには、
予備校(資格スクール)等で司法書士試験に合格するためには、3,000時間程度(1日8時間の勉強で375日)必要と説明されています。
他にも1,400時間(1日8時間の勉強で175日)という説明もあります。
しかし、
そして、大半の方は、単に勉強時間を増やせば合格するものではないと察していることでしょう。
法律の基礎が確立できてない場合は、何年受験しても合格できません。
しかし、その反面、正しい勉強方法(勉強の質)によって結果的に勉強時間を短縮し、そのことによって1年以内に合格することも可能です。
結論としては、合格する勉強時間は人それぞれ違うということです。
勉強方法
司法書士試験の勉強方法は人それぞれです。
独学で勉強している方も合格されていて一概に独学でも問題はありません。
しかし、独学希望で法律の基礎が確立できていない一般の方は、「司法書士試験に人生を捧げるつもり」(極端に述べていますが)で最後まで諦めずに合格するまで勉強するという覚悟を決めましょう。
そこまで、覚悟するという心構えではないと司法書士試験の合格までの道のりは程遠いです。
しかし、極端に述べているだけであって一般の人も記憶力、理解力に優れているのであれば、一発合格も夢ではありません。
そして、司法書士試験に合格までの間の生活に不安のある人は、アルバイト等、短時間(6時間程度)の仕事をしながら司法書士試験の勉強をしましょう。
フルタイムの仕事をしながら司法書士試験に合格する才能のある人はいますが、一般の人は短時間の仕事を(面接無しで最短その日から仕事可能【プチジョブ】)見つけて、その他の時間は司法書士試験の勉強時間に割振りしましょう。
司法書士試験に合格するまではどのような仕事でも構わないのですが、合格後の実務のことを考えると試験に関連する仕事が理想的です。
・司法書士補助者
・行政書士補助者
・弁護士事務所での見習い
・法律関係の事務
では、司法書士試験に合格するには「どんな勉強方法が良いのか?」を簡単に説明します。
司法書士試験の問題は、難しかったり易しかったり、問題文が長文傾向になったり短文傾向になったりと年度によって難易度が異なります。
試験科目数が多い司法書士試験を効率よく勉強するためには、どのような勉強方法が良いのか?
過去問を繰り返し読むという勉強方法がよいでしょう。
最初の内は、過去問を読んでも意味が理解できることはまれです。
それでも過去問を繰り返し読んでいるうちに、人によって差はありますが確実に意味が理解できるようになります。
また、何回読んでも意味が理解できない過去問の問題は後回しにして読み飛ばしましょう。
まずは、司法書士試験の過去問の問題集を買い、繰り返し読むことに専念することです。
その途中で、法律の専門用語の意味が理解できないことが度々発生します。
その時は、パソコン、スマホ又はタブレットで意味が理解できない法律の専門用語をインターネット検索して意味を理解しましょう。
法律用語辞典を予め購入しても大丈夫です。
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・多肢択一式
多肢択一式は、5択の組み合わせ問題が大半です。
曖昧に知識を記憶すると本試験で正解が導けないばかりか、考えすぎて時間までロスしてしまうような悪循環に陥ってしまう可能性があります。
5択の組み合わせ問題は正解しやすそうに感じますが、実際には簡単には正解できないようになっています。
●司法書士試験の本試験で正解肢を2つ(赤枠)まで絞れたが、知識が曖昧なので考えすぎて時間をロスし、挙句の果てにはその選んだ肢が不正解だったという場合
具体的に述べると上の図で誤っているものの組合せを見つけたい場合に、アの問題は正確に誤っているとわかっているのに、エとオの問題が誤っているかどうかわからないものとします。
勘に頼ると誤っているものの組み合わせの正解の確率が50%になります。
わからない問題はいくら考えてもわかりません。
もし、わからない問題に相当な時間を費やしてしまい他の問題を解く時間がなくなってしまいます。
そのわからない1問は諦めて勘に頼りましょう。
そのことによって試験時間を節約することができます。
司法書士試験では上記の例のようなことが頻繁に起こり得るので正確に知識を理解して脳に記憶させることが大切です。
正確に知識を理解して脳に記憶させるには具体的にどうやって勉強すればと気になるところではないでしょうか?
具体的には、正解を言葉で説明できるぐらいに何度も過去問を繰り返し解くことです。
そのことによって、誤った選択肢を容易に見つけることが可能になります。
・記述式
文章を理解し正確に読む力がなければ、全く違った方向(不正解)の解答を記述してしまう危険性がある記述式の問題を取り上げてみましょう。
例 不動産登記法記述式試験 登記申請書
不動産登記法の記述式は、長い文章を素早く読み、かつ全体の文章の意味を把握しなければならず、加えて、登記する順番を考慮し、慎重に検討しないと「登記する順番」を間違えるという重大なミスを犯してしまいます。
つまり、それを間違えただけで合否に影響を与える可能性が高いのです。
登記名義人住所変更登記の場合は、登記する順番を間違えることで合否に影響しますので、事実関係とそれと関連した別紙等を確認及び検討して住所変更登記の必要性を慎重に判断する意識を常日頃から根付かせ解答用紙に記述するような勉強をしましょう。
別紙に住民票(除票)等が、問題の一部として記載されていた場合には、特に要注意です。
商業登記法の記述式で難解なところは、役員等の就任、退任又は設立、合併及び組織変更等の「登記すべき事項」、「添付書類」の微妙な違いです。
役員等の就任又は退任時期を間違えて計算してしまうと役員等関連の登記全体が間違ってしまい合否に影響します。
間違えないためにも、登記記録の概要等と別紙等を確認及び検討し、取締役退任(他の役員等も同様)の簡単な表を作成する習慣を付けましょう。本試験では時間短縮することが大切なので必ずしも表を作成する必要はありません。
まずは、不動産登記法及び商業登記法共に簡単な書式の解法パターンを覚えることから始めましょう。
不動産登記法・商業登記法に共通する登録免許税の計算に関しては、記述式問題を勉強しているうちに自然に記憶することができるので計算間違えさえしなければ大丈夫です。
例 商業登記法記述式試験 登記申請書
そして、多肢択一式の不動産登記法・商業登記法の問題を解いている過程で、(記述式の勉強と並行して勉強することで徐々に解決するんですが)「なぜその添付書類を貼付しなければならないのか?」と考えながら勉強すると良いでしょう。
要するに、午後の部の多肢択一式及び記述式は並行して勉強する方か効率が良くなり、多肢択一式・記述式で重複する試験問題にも対応でき合格レベルに達するのが速くなります。
多肢択一式の基準点を超えなければ記述式は採点してもらえない?
まずは、午前及び午後の多肢択一式の基準点以上を目標にしましょう。
下記のインターネット書店(オンラインショップ)では、司法書士試験に合格するための教材(テキスト)を揃えることができます。
伊藤塾が出版している「うかる!司法書士必出シリーズ」の多肢択一式(各法律科目)のテキスト(教材)は仕事をして時間が限られている方にもスムーズに脳の記憶の中に染みわたり繰り返し勉強する上で役立ちます。
具体的に、左ページは基本的な問題が一問(肢)一答で出題され、右ページはそれに対応して効率よく脳に記憶されるように左ページに関連した知識を表等の形にして整理されています。
左ページに問題と答えが掲載されているので、次のページを開く時に素早く答えの部分を「しおり」で隠さないと答えが見えてしまうという欠点があります。
記述式のテキスト(教材): 実際に手書きして(書式80)解法パターンを学ぶ不動産登記法、商業登記法、そして基本書及び過去問等伊藤塾が出版している「うかる!司法書士必出シリーズ」の択一式のテキスト(教材)の中で特に実践的なテキスト(教材)は不動産登記法、商業登記法の「解法パターンで学ぶ 書式80」です。
司法書士試験に頻出される重要な申請パターンを実際に手書きして脳に記憶させるテキスト(教材)で、単に機械的に記憶させる趣旨ではなく、問題を解いた後の解説が充実し、理解しやすいテキスト(教材)になっており多肢択一式の勉強にも役に立ちます。
例えば、不動産登記法の所有権移転登記の申請パターンの場合、登記原因が「相続か?」「売買か?」で微妙に添付書類等が違います。その違いを解りやすく説明していて、多肢択一式の勉強にもなり役立つテキスト(教材)です。
下に紹介しているテキスト(教材)のシリーズものは、独学で勉強したい方にとっては理解しやすいテキスト(教材)です。
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尚、本試験前には予備校(資格スクール)で最低でも模擬試験を受験して自分の実力を試しましょう。
※模擬試験の料金はコースによって違いますが、税抜1,000円~で、詳細は下記の予備校(資格スクール)でお調べください。
記述式対策と知識の総整理!
伊藤塾の司法書士直前対策講座
もし、模擬試験を受験して合格点に達していなくても気を落とす必要はありません。
本試験で合格点に達して合格することも稀にありますので本試験日直前まで諦めずに勉強をしましょう。
短期合格(又は長い年月不合格の方)のための予備校(資格スクール)
もし、短期合格をめざしたいならば、独学より予備校(資格スクール)での勉強が合格の近道です。
誰しも短期合格をするには独学で勉強するより優秀な講師が在籍している予備校での勉強することが一番です。
しかし、予備校で勉強するには、無料ではないので躊躇して予備校で勉強することを選択せずに独学の道を考えます。
それは、当然のことです。
だから、テキスト(教材)を購入して独学で勉強する努力をするのです。
そして、「独学でも何時の日か合格するだろう?」と希望を抱き一生懸命勉強します。
しかし、何度も何度も受験しても残念ながら不合格になってしまった方は無念なことでしょう。
何度も受験されている方は問題の知識量は豊富になっていることは間違いありません。
しかし、それは曖昧に記憶した知識で、その知識は上手く他人に説明できない知識ではないのですか?
正確な知識を脳に記憶してないばかりに基本的な問題を間違えてしまい毎年不合格という残念な結果になってしまっているのです。
それに追い打ちをかけるように、司法書士試験の場合は合格率が低く1問を間違えるだけで合格するための順位に多大な影響を及ぼします。
だから、基本的な問題を1問取りこぼすだけで毎年不合格となる可能性も頻繁に起こります。
そのことを解決するには、基本的な問題を取りこぼさないことです。
独学では短期に基本的な問題を効率よく勉強することは非常に難しいのです。
しかし、優秀な講師が在籍している予備校ではその問題を解決でき効率よく勉強できます。
それは、何度も不合格になり悔しさを実感されている方はわかるはずです。
短期で試験に合格できれば、予備校代等に支払ったお金は微々たるものです。
合格できさえすれば、お金はそれ以上に稼ぐことができます。
しかし、時間は過去に逆戻りさせることができません。
人生は限られています。
そして、人間は不老不死ではありません。
何度も独学で勉強して不合格になっている方、意を決して優秀な講師が在籍している予備校で勉強してみませんか?
さまざまな予備校がある中で「優秀な講師が在籍」、「合格実績が高い」予備校を下記の通り選別しています。
※各予備校(資格スクール)では、司法書士試験の全日程試験終了後(合格発表前後)又は試験前(4月上旬~)に大幅な割引等のお得なキャンペーンがあります。興味のある方は、資格スクールのホームページを閲覧してみてください。
仕事や家事で忙しい方で、司法書士試験の合格をめざしている方のサポート体制が整っています。
例えば、仕事の都合等で講義を欠席しなければならない場合、翌日以降に講義がインターネット配信されるので、ぜひともライブで講義を受講したい方以外は自宅学習も可能ということになります。
つまり、無理して時間を調整しなくてもパソコンもしくはスマートフォン又はタブレットを所持している方はインターネットの環境さえ整っていれば自由に講義を受講できるということなのです。
ちなみに全員講師は、簡裁訴訟代理等能力認定考査を取得している優秀な講師が揃っています。
・資格スクエアは最先端インターネットを利用した効率重視の予備校です。
大手予備校で全国配信を行っていた有名な三枝りょう先生(下記の画像)が司法書士担当講師です。
三枝りょう先生の講義は非常にわかりやすい講義になっております。
口ごもったり、声が小さく聞き取れない講師がいる中、三枝りょう先生は、目立って声の質が良く講義を聞きやすいという感じです。
この講義であれば合格できること間違いなしです。
また、講義視聴後に、すぐに復習すればより理解度も上昇し、脳に長く記憶が残るでしょう。
・STUDYing(旧通勤講座)の勉強のスタイルは仕事で忙しい方向けに開発されています。
パソコンもしくはスマートフォンもしくはタブレット又は自動車を所持している方には効率良く勉強することができます。
例えば、自動車通勤の場合には自宅から会社まで通勤している間、運転しているだけでなくオーディオ機器で音楽を聞いている方いらっしゃいますよね?
そのオーディオ機器を利用し音楽を聞くのではなく、司法書士講座を聞くことで隙間時間に勉強することができます。
つまり、自動車のオーディオ機器を利用することにより無理なく勉強を続けられスムーズに知識を記憶することができるのです。
通勤講座で隙間時間を有効活用してはいかがですか?
・東京法経学院の司法書士試験講座は、予備校に通学する通学講座、自宅で勉強する通信講座がメインとなっております。
通学講座及び通信講座の受講タイプは、DVDタイプ・WMV映像ダウンロードタイプ・MP3音声ダウンロードタイプ・教材学習タイプでそれぞれ価格(支払金額)が異なります。
オンライン講座とは異なり、予備校に通学、ダウンロード等して学習するタイプなので、途中でオンライン講座のように視聴している間に映像が途切れる心配がなく、勉強に集中できるメリットがあります。
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