パートやアルバイトは不安定
正社員でも平気で解雇される時代、もっと過酷な仕打ちにさらされるのがパートやアルバイトです。
いつでも労働者側から仕事を簡単に辞められる反面、使用者側から解雇しやすいという側面もあります。
また、パートやアルバイトを無理に解雇できないので自己都合によって意図的に退職させようという傾向があります。
つまり、パートやアルバイトは正社員よりも雇用形態が不利なので、無理矢理に近い退職を迫られる可能性が高いのです。
経営不振、倒産の場合は諦めもつきます。
しかし、それ以外で退職を迫られる事態が発生しているにもかかわらず事前に何も対策を取らずに自己都合で辞めさせられた場合のショックは計り知れないものです。
パートやアルバイトの解雇方法
解雇をするにしても正当な理由がない限り簡単にはできません。
①少なくとも30日以上前に解雇予告をすること
②30日分の予告手当を支払うことで即解雇すること
③①と②を組み合わせることでも解雇できる
④雇用契約期間満了時に更新をしない
以上のように使用者側から解雇することは難しいのです。
しかし、解雇したいパートやアルバイトを様々な手段で自己都合で辞めさせることは難しくはないのです。
自己都合で辞めさせようとする兆候
・シフトが減る
例 週に5日シフトに入っていたのが、週に2日シフトになった時
パート、アルバイトをしていて自己都合で辞めさせようとする兆候で一番わかりやすいのがシフトが減ることです。
しかし、社会保険に加入してないパートやアルバイトは条件を満たせば社会保険に強制加入しなければならないために計画的にシフトを減らされる場合もあります。
そういう場合は店長や責任者からそのことを知らされてシフトを減らされることになるので自己都合で辞めざる負えないと考えなくても良いでしょう。
・仕事を任されなくなった
例 いつも任されていた仕事を他の人に回されるようになった時
・店長、責任者とのコミュニケーションが少なくなった
例 仲良く話をしていたのに急に態度がよそよそしくなった時
・店舗売上が少なくなった
例 客が減り目標売上より遥かに低い時
求人情報で事前に仕事を探そう
自己都合で辞めさせられる前触れは鈍感な人は例外として普通とても分かりやすいものです。
その前触れになって仕事を探すことでも良いと思います。
しかし、急に理想の仕事を探そうとしても簡単に探すことは難しいでしょう。
パートやアルバイトの方はシフトに組み込まれている内は警戒して自分が辞めさせられる可能性を考慮することはないと思います。
だから、現在の仕事に満足して求人情報等を閲覧することはしません。
しかし、辞めざる負えない状況は突然やってくる可能性も否定できないのです。
そういう時に備えて月に一回程度はハローワーク求人やネット求人で閲覧しましょう。
将来の次の転職先を探すことによって突然辞めさせられても精神的な負担のリスクを軽減することができます。
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