司法試験予備試験
受験資格
受験資格等制限なしで、原則、意欲のある方は誰でも受験できます。
司法試験予備試験を独学で勉強したい方も勉強方法次第では合格することができるのです。
最初から独学では合格できないと決めつけて受験することも諦めてしまうのはやめましょう。
合格できる可能性も消滅してしまいます。
合格するための第一歩は絶対に司法試験予備試験に合格することを信じて決して諦めないことが大切です。
尚、司法試験予備試験の趣旨は、法科大学院を経由しない方にも法曹の資格取得の途を開くために設けられた試験です。
司法試験予備試験に合格した方は法科大学院修了者と同レベルとして司法試験の受験資格を得ることができます。
ちなみに、司法試験の受験資格は5年間に3回の制限があります。
つまり、5年間の間に3回受験できます。
詳しくは、「新司法試験Q&A」の法務省Webページでお調べください。
勉強時間
司法試験予備試験を勉強する前に知りたいことは、
ではないかと思います。
皆様もご存じの通り超難関試験です。
勉強時間を長時間にすれば合格できるという単純な試験ではなく、勉強の質等によって合格する確率が変わります。
短期で合格したい方は独学ではなく予備校等で勉強した方が効率が良いです。
勉強方法
・短答式問題
平成23年(2011年)から始まった司法試験予備試験の短答式の勉強方法の一つの例として、司法試験予備試験の短答式問題の過去問及び司法試験の短答式問題の過去問を繰り返し解く方法があります。
司法試験予備試験は基本的な試験問題の場合が多く、司法書士試験の試験問題(特に民法問題)より内容を深く掘り下げて試験問題を作成していないという傾向です。
具体的には、毎年出題される試験問題は基本的な問題で、条文や判例の文章構成を微妙に変化させて出題している傾向です。
過去問で出題されている条文や判例を確実に理解する勉強をすれば、短答式試験の独学での合格は可能です。
また、短答式試験に合格された実績のある方又は時間に余裕がある方は、論文試験の勉強に時間をかけることが必要です。
つまり、独学で合格するために先手を打って早めに論文試験の勉強に時間をかけて下さい。
法律の勉強を始めて間もない方は解らない法律専門用語が出現したら即調べるようにしましょう。
そうすることで、全体の文章を理解することが可能になります。
●民事訴訟法の法律専門用語で「既判力」という言葉の意味が理解出来なかった場合
理解するためには、「既判力」という意味を調べることになる
ちなみに「既判力」とは、判決が確定すれば、その後の同一の事件が訴訟上問題となった場合でも当事者はこれと反する主張をすることができず、裁判所もこれと抵触する内容の裁判ができなくなるという効力
この「既判力」と同様に、意味が理解できない法律用語等があれば、即インターネット、辞書等で調べながら確実に理解していくことが大事です。
まず、最初の段階ではいきなり過去問を解かずに、文章を読むように過去問と共にその解説を読みながら上記のように理解しづらい法律専門用語を調べて法律の勉強をすることに慣れることから始めましょう。
つまり、理解できなくても良いので普段本を読むようにすることです。
慣れてきたところで解説を読むことなく正解が導き出せるように過去問を解いてみてください。
過去問を解いて、
そうすることで、論文試験の思考能力も養うことができます。
そして、一般の方に問題の解説を正確に説明できる程度に理解できれば、その説明できた問題に関しては試験で正解を導くことができます。
短答式試験で重要なことは、
論理問題等対応できない問題もありますが、間違いの部分を見抜くことで本試験の法律系試験科目の問題の7割は正解することができます。
下の図に具体例を掲載したのでご覧下さい。
●曖昧に記憶している受験者を混乱されるため、問題の一部を「推定する」から「みなす」等に変更していることがよくある
問題「占有者が占有物について行使する権利は、適法に有するものとみなす」
正解「推定する」○
「占有者が占有物について行使する権利は、適法に有するものと推定する」(民法第188条)
ちなみに「みなす」の意味は、
擬制規定なので反対事実を証明しても覆すことができない
逆に「推定する」は、
推定規定なので反対事実を証明して覆すことができる
つまり、「みなす」と「推定する」の根本的意味の違いを理解すると条文を知らなくても試験問題を正解する確率が高くなります。
曖昧に根本的意味を理解すると上記の例のような簡単な試験問題の誤りを見抜くことができなくなります。
こういうひっかけ問題に慣れるためには、過去問のテキスト・教材(参考書)の問題及び解説に、太字で強調したり、赤字で強調したり等、強調した部分、その部分を注意深く観察しながら記憶し勉強することです。
この微妙な誤りの部分を見抜くことこそが独学で合格するための第一歩なのです。
なお、インターネットを利用することによって無料で法律の電子辞書として使用することができます。
パソコン、スマートフォン又はタブレットをお持ちの方は、e-Gov法令検索であらゆる憲法や法律の条文を無料で閲読でき、裁判所Webサイト(リンク)で重要判例を無料で閲読できます。
パソコン、スマートフォン又はタブレットで、法令データ提供システムの必要な法令をお気に入り登録すれば、六法全書や判例六法等の書籍で条文の内容を調べるような面倒なことをすることもありません。
わずか数秒で閲読したい条文を検索してパソコンのマウスをクリック(スマートフォン等の場合はタッチ)するだけで条文の内容を閲読することができ、時間の短縮に役立ちます。
例えば、法令データ提供システムの中の「民法」に関してのフォルダを作成し、お気に入りに登録すれば、知りたい民法条文をクリック(タッチ)して素早く内容を閲読することができます。
しかし、最低限の法律の勉強のためのテキスト、参考書は必要です。
下の画像のテキスト、参考書は民法・商法・民事訴訟法・憲法・行政法・刑法・刑事訴訟法のシリーズものです。
司法試験予備試験の短答式試験法律系の勉強を独学ですることが可能になります。
一般教養の問題を除けばこのシリーズもので勉強すれば法律試験科目の問題は7割程度の点数を取ることも夢ではありません。
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短答式試験は一般教養も実施されます。
42問中20問の選択で範囲が広く、大学入試程度の国語・社会・数学・理科・英語等の問題です。
すべての一般教養科目を勉強することは困難です。
自分の得意科目を集中的に勉強して効率を上げましょう。
得意分野の問題を選択すれば、勉強しなくても10問は正解できます。
司法試験予備試験の合格を考慮すると一般教養の勉強よりも法律系の勉強に重点を置いた方が良いでしょう。
不安な方は、一般教養対策のテキスト、参考書を下記に掲載しています。
一般教養対策に最適なテキスト、参考書
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司法試験予備試験一般教養実戦問題集第3版
・論文式問題
論文式問題の勉強法も過去問を繰り返し解くことが有効とされています。
過去問を繰り返し解いていると出題傾向が徐々に垣間見えてきます。
しかし、出題傾向が見えてきて論点に気付いたところで専門的な論文を論理的、合理的に構成することは難しいものです。
そして、順調、円滑に論文を構成できるようになったとしても、試験本番になると焦って頭が真っ白になって実力が発揮できないこともあります。
そこで、正確に論文のひな型を記憶するために、オンラインショップの書店等でテキスト、参考書を購入することをお勧めします。
内容そのままを記憶するのではなく、「問題提起」、「理由付け」、「規範部分」のキーとなる部分を記憶します。
最初は、法律専門用語を多数使用して論文を構成していかなければならないため脳に記憶することは困難の極限に達するかと思います。
しかし、自分で各科目の論文問題を解き、模範解答との違いを比較検証し、その作業を繰り返しながら自然にキーとなる部分を記憶することで困難を克服できます。
ただし、論文問題のキーとなる部分を単に(機械的に)記憶しても脳には記憶は殆ど残ることはありません。
キーとなる部分の意味を理解しながら記憶することが大切です。
具体的に民法の意思表示の問題であれば、「問題に関しての身近な日常生活の出来事」を思い浮べ(連想し)、それと照らし合わせながらキーとなる部分を記憶すれば格段に効率が良くなります。
それに加えて、日頃から一般の方が読んでも理解できるような論文の構成ができるように表現力を磨くことを心掛けることが大切です。
そのために、下記のテキスト、参考書を使用してみてはどうですか?
とても役に立つと思います。
このテキスト、参考書の論文のパターンを記憶し、論文構成することができれば合格するための自信がつきます。
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上記の勉強法は、一例で、他にも様々な勉強法があります。
なので、自分のスタイルに合った勉強方法で無理なく継続していくことが大切なことです。
短期で合格するためのオンライン予備校資格スクエア
短期で合格したい方は下記の各資格スクール(オンライン予備校)がお薦めです。
※各資格スクールでは、司法試験予備試験の全日程試験終了後(7月下旬から8月下旬頃)又は試験前(3月上旬から4月下旬頃)に大幅な割引等のお得なキャンペーンがあります。興味のある方は、資格スクールのホームページを閲覧してみて下さい。
弁護士・資格スクエア代表講師 鬼頭政人先生
鬼頭政人先生が独学で勉強したい方のために、論文式及び短答式を最速で合格することを目標に丹念に心を込めて書き綴った本で、前著「司法試験予備試験に独学合格する方法」の刊行本です。
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短期で合格するためのオンライン予備校STUDYing(旧通勤講座)
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金銭的に余裕がない方には最適な資格スクールです。
仕事の往復に電車・バス等で長時間の時間を費やしている方はその無駄時間を有効利用しましょう。
スマホ(スマートフォン)でのネットサーフィン、読書、音楽等を楽しんでその時間を有効利用している方、それは将来のためになる時間の有効利用ですか?
もし、有効利用していないと薄々感じている方、提案ですが、スマホ(スマートフォン)でのネットサーフィン、読書、音楽等での活用から司法試験予備試験に限らず将来のための有効活用に切り替えてみてはいかがですか?
その時、こちらの司法試験予備試験 STUDYing(旧通勤講座)は役に立ちます。
司法書士試験を独学で受験したい方は、 こちらの記事を読んでみても宜しいかと思います。
商学部会計学科卒業の税理士です。子供のころから司法試験に対する漠然とした憧れと畏怖がありましたが
このサイトを拝見して具体的に挑戦してみようかなという気がしてきました。
コメントありがとうございます。
年齢に関係なく生きている間は何事にも挑戦することは大事です。
人間皆努力すれば合格できます。
税理士の資格を取得している方ならば、尚更、日々努力すれば司法試験に合格できると思います。
現在68歳の商学部会計学科卒業の税理士です。司法試験は子供のころから憧れと畏怖がありましたが、
このサイトを読んで挑戦してみようかなと意欲がわいてきました。