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ひどい手汗、足汗を治す方法は本当に存在するのか?

手汗(多汗症)の手術の現実

手のひらの異常な汗(手汗)、それと同時に足の裏に異常な汗(足汗)を掻くという不思議な現象がなぜ起きるのでしょうか?

その原因は、交感神経の働きが異常に活発化することで異常な手汗や足汗を掻くことだと言われています。

手汗や足汗を搔かないためには、それらの異常な汗を掻く原因の神経を遮断する「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」の手術をすることが有効なのです。

しかし、手術をすることによって手汗を掻かなくなったとしても他の部位に汗を掻くという代償性発汗が発生してしまうという皮肉な結果になる可能性があります。

はっきりした原因が解明されていない中で、手術をして完治したと判断された後、代償性発汗が発生してしまうのならば、そういうことをすることなく異常な手汗(多汗症)を掻かない方法が良いのではないでしょうか?

私はそのことを考慮して手術をすることを躊躇ってしまいました。

手汗や足汗を掻くことのデメリット

私は、小学校3年生頃から異常に手汗や足汗を掻くようになったことを覚えています。

その現象としては、異常な手汗を掻いていたら同時に異常な足汗を掻き(逆に手汗を掻かない時は、同時に足汗も掻かない)、手汗や足汗を掻く時は決まってその他の体の部位は鳥肌が立ったりして寒気がしています。

その他の現象として、晴れの日の時は異常に手汗や足汗を掻き、逆に曇りの日及び雨の日にはその部分に全く汗を掻くことなくさらさらしてます。

当時(小学校3年生)は、交感神経が関係しているということが原因だとはまったく分からなかったので放置するしかなく悩んでいました。

そういった中で、小学校の体育の授業の一環として運動会の練習やその本番の時にフォークダンスという楽しい行事があるのは皆さんはご存じだと思います。

普通の方は、男の子と女の子が手を繋ぐことができる唯一の楽しみですが、私は、手汗を掻くので普通の方と違い楽しんで手を繋ぐことができません。

しかたなく、手の先だけを接触させて相手に迷惑を掛けないようにフォークダンスを踊っていました。

本音としては、楽しんで手を繋ぎたかった。

手汗さえ掻かなければ自由に手を繋ぐことができてフォークダンスを楽しめたのに、逆に手汗のために手の先だけを接触させてフォークダンスを踊っていたのでストレスが溜まるばかりか、フォークダンスを楽しみを味わうことができなかったのは本当に残念なことでした。

他にも、学校の先生が黒板やホワイトボードに各授業の要点(例えば算数の解き方)をチョークで書いている最中にノートに書き写す時が非常に困りました。

ノートに書き写す時に汗がノート(紙)に滲(にじ)み、濡れていまい鉛筆やシャープペンシルで書き写すことができなくなったり、ノートの用紙が破れたりするのです。

それが原因でノートに文字を書くということさえストレスになり書くことが嫌いになりました。

結果として、異常に手汗を掻くことにメリットは一つもなく、私と同様の症状がある方には深刻な問題です。

時が経過し、中学1年生の頃、病院に行き精密検査をしていただいた結果、多汗症という診断が下されました。

電気治療(紫外線)をすれば、効果があるということだったので治療を試みるも、全く効果がないので病院に通うのを止めました。

その後、大人になっても異常な手汗や足汗は一向に治りません。

だから、もう一度治療に専念しようと決心し、病院で漢方薬を処方していただいたのですが効果はまったくありませんでした。

その頃には、手術で異常な手汗を治療することが可能でしたが、先程述べた代償性発汗の影響を考えて躊躇してしまい、漢方薬という手術以外の方法を試みたのです。

結局、漢方薬も効果なしだったのでインターネットで検索し多汗症に関することを調べましたが、信用できる治療法は見つからず胡散臭いものがほとんどでした。

特に無料で「手汗を治す方法」と題して呼吸法が効果があると宣伝し、送信されるメール(メルマガ)の指導に従っての治療法、無料だけあって全く効果はなく、メール送信する相手もそれを承知の上だったのかどうかは定かではありませんが、その後、案の定(予想通り)、有料で「手汗を治す方法」を教えるという受信メールが届いたので胡散臭い感じがして速攻で受信拒否にしました。

結局のところ弱みにつけ込んで「手汗を治す方法」と題した無益な情報(情報商材等)を高額で購入させるつもりだったのでしょう。

もし、有料で「手汗を治す方法」を教えてもらったとしても治ることはほぼありません。

その根拠は、完全に治す方法が解明されていない時点で呼吸法のみで手汗が治るならば今頃はTV等で評判になり治療方法として一般大衆に受け入れられます。

今日は、神経遮断手術「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」が最善の治療方法です。

これを証拠に呼吸法が手汗を治す効果がないと断言できるのです。

これとは別に、食事に気を付けると手汗を掻くことを軽減できるということを知り、以前から大豆イソフラボン、植物性エストロゲン等が含まれている食べ物が良いと知り、納豆、玄米等を食べていたのですが、それも効果はまったくありません。

食事に気を付けることは健康には良いことは間違いはないのですが、手汗や足汗を掻くこととはほとんど関連性はないと思います。

それより、人間はいつか死を迎えるのだから好きな食べ物をある程度は食べておいた方が無難です。

体験から検証する手汗や足汗を治すのに効果がない対策

手汗や足汗を治すのに絶対に効果がない対策をまとめとして列挙しておきます。

多汗症の私が言うことなので間違いないと断言できます。

手汗や足汗を治すのに効果がない対策(絶対に効果なし)

●食事(食べ物に気を付ける)
食べ物に気を付けることは、健康には良いが手汗や足汗を掻くのとは関連性はほとんどありません。
手汗を掻かない人を想像してみてください。
健康に良くないと一般的に言われている食べ物でも好き嫌いなく食べている方がほとんどです。
食べ物に気を付けることにこだわり続けると、逆にストレスが溜まり手汗や足汗を掻いてしまいます。
つまり、「手汗や足汗を掻くこと」と「食べ物に気を付けること」とはほとんど関係のないことです。

おすすめ度:

●漢方薬
医者から漢方薬を処方されてしばらくその漢方薬を飲んでも効き目がないので他の種類の漢方薬を処方されることになります。
その繰り返しで結局のところ手汗や足汗が治ることはありません。
試すことは一向に構いませんが、お金を捨てるようなものでお薦めしません。

おすすめ度:

●電気治療
皮膚科で手のひらと足の裏に紫外線を当てて治療する方法です。
現在の医療ではあまり実施されていないと思います。
試しても間違いなく効果はなく、お金の無駄になります。

おすすめ度:

●呼吸法
手汗や足汗を掻いている時に呼吸法を実践しても効果は皆無です。
無料であれば試しても良いとは思いますが、有料で試すのはお金を捨てるようなものでお薦めしません。

おすすめ度:

●睡眠時間の確保
私は、平均8時間以上睡眠時間を確保しているのですが手汗や足汗には効果はありません。
充分睡眠を取っていない方でも手汗や足汗なんて掻いていない方は大勢います。
そのことで、睡眠時間の確保と手汗や足汗との関連性はほとんどないと確認することができます。
ただ、寝ている時は、交感神経の働きが活発にならないために手汗や足汗は搔きません。

おすすめ度:

●生活習慣の改善
私は、普通よりも規則正しく生活していますが、手汗や足汗を掻かないといことはありません。
生活習慣が乱れていても、手汗や足汗を掻かない方は大勢います。
そのことで、生活習慣の改善と手汗や足汗との関連性はほとんどないと確認することができます。

おすすめ度:

●手や足のツボ押し
私の場合は、手のツボを押すとさらに摩擦熱で手汗や足汗が噴き出してきます。
このことからもあまり効果は見込めません。
無料なので一向に試しても構わない問題はありませんが、行うだけ時間の無駄です。

おすすめ度:

そういうことがあって、途方に暮れていたところ「ファリネ」という市販の商品があることを知りました。

ファリネの効果

ファリネが手汗に効果があるかないか正直に話します。

今から話すことは私のように手汗に悩んでいる方のための参考にしてもらいたいのです。

決してうそではありません。

証拠にファリネを使用していたことを証明する写真を掲載しておきます。

ファリネの使用方法は手汗を拭いて乾燥させてからパウダーで10回ほど手のひらに叩いてなじませるように説明されています。

しかし、私はというと、手汗を拭いてもすぐに汗が滲み出てくるので手のひらが乾燥するということはほとんどありませんでした。

なので少々濡れた状態でもファリネを使用していました。

いざファリネを使用しても汗は止まることなく、そこ5秒程度で汗が滲み出てくるのでまったく効果はなく、使用を止める前は、直接ファリネの粉末を塗り込みましたが同様に効果はありません。

私の場合、寝てる以外は手のひらが乾燥していることはめったにないので、少々濡れた状態でも強行してファリネを使用する他なく、7カ月程度試しましたが、全然効果がなかったので止めてしまいました。

しかし、全然効果がなかったのは、ファリネ使用以前の問題なのかもしれないのです。

というのも、1か月間で容器全部の量を使用したことはなく半分程度残してしまいました。

これでは、効果があるかないか分かるはずもありません。

「適切に使用して効果がある」とファリネの説明書に記載しているので、それを守っていなかった私にも落ち度はあります。

しかし、全然効き目がないのも疑問です。
右の容器が使用途中のファリネで左の容器が未使用のファリネ

おかげでファリネが4箱と少々、残ってしまいました。

今現在はというと、ファリネは使用していません。

手汗の状況(写真)

正真正銘の酷い手汗です。

下の画像は、タオルで手汗を拭いた後のふやけた(しわしわ)の手

ファリネ
おすすめ度:

価値ある手汗や足汗対策

手汗や足汗の対策

●塩化アルミニウム液(試した結果効果あり)
塩化アルミニウムを20%程度に薄め手のひらや足の裏に塗布することにより汗腺をふさぎ汗を掻きにくくする方法

病院で薦められて、ダメ元で試した結果、3,4日後には手汗を殆ど掻かなくなりました。

但し、手が荒れる危険性があります。

これは、本当に試してみる価値あります。

おすすめ度:

●イオントフォレーシス(病院の治療)
手のひらと足の裏を水の入った容器に1回30分程度、10~20mAの直流電流を流すことにより治療する方法

●ボトックス注射(病院での治療)
ボツリヌス菌の毒素を抽出したボトックスを皮下に注射して汗を軽減する方法

●星状神経節ブロック(病院での治療)
頚部(首)にある交感神経を局所麻酔でブロックする方法

●胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)
いわゆる簡単な内視鏡手術で汗を掻かなくする方法
副作用として代償性発汗の心配があるので、絶対手汗を掻きたくない方のみ有効

●制汗剤(【フレナーラ】
ジェルタイプで毎日3回手のひらに塗ることにより手に馴染み汗を掻かなくなるという商品



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